皮膚科で行われるケミカルピーリング

皮膚科で行われるケミカルピーリングでは、主に20~50%のAHA(グリコール酸)を使ったピーリングです。

サリチル酸(20%程度)もよく行われています。

副作用は小さいのですが、主に角質を剥離するもので、にきび(ニキビ)にはある程度効果がありますが、残念ながら一般的には一時的な効果しかありません。

TCAはさらに深いピーリングも可能で本質的な治療も可能になりますが、深さがある分、治癒に時間がかかります。

では、皮膚科で行われるケミカルピーリングの手順をご紹介しましょう。
1 まず患者さんの肌の状態を診てピーリング剤の濃度や種類、塗布する時間などを決めます。このステップは、ケミカルピーリングで最も大事なステップです。

2 その後、洗顔で汚れや皮脂を落とします。必要に応じて、アセトンやエタノールで皮脂を拭き取り脱脂します。

3 次に、刷毛や綿棒などでピーリング剤を塗布します。

4 ガーゼなどでピーリング剤を拭き取り除去します。

5 ケミカルピーリングの終了後は、患者さんの皮膚の状態に応じて対処します。

フルーツ酸を肌に塗った瞬間は当然、ヒリヒリした痛みを伴います。それは酸による軽い火傷を、わざと起こさせているためです。

使用している薬剤にもよりますが、おおまかに肌が酸によって赤くなった瞬間に、中和剤で酸の浸透を止めます。

その時に化学的に発生した中和熱は肌に有害なので、氷水でひたしたペーパータオルやガーゼなどで、状態に応じてクーリングを行います。

ケミカルピーリングは角質や表皮を剥がすことになりますから、表皮が持つ本来のバリア機能や水分保持機能が失われます。ケミカルピーリング後は、それらに対する適切な対処が大切です。

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